けんせつ神奈川651号・2024年6月5日

神奈川土建一般労働組合第53回定期大会

現場に労働組合機能をつくろう

 神奈川土建は5月12日から13日、ヒルトン小田原リゾート&スパで第53回定期大会を開催しました。参加者数は代議員296人、特別代議員44人で、分散会および分科会、本会議における討論を通じて新年度運動方針を採択しました。
代議員の熱気あふれる本会議場

被災地との絆は今もなお 相模原

 相模原支部では、2014年から相模原市の友好都市である大船渡市で復興支援住宅デーを行ってきました。2019年以降は新型コロナまん延により交流が途絶えていましたが、昨年の9月に10年目の締めくくりとして大船渡市の協力のもと「友好都市感謝祭」を開催し、30人の仲間が参加したことが報告されました。感謝祭イベントには、気仙沼の建設組合の仲間や今まで復興支援住宅デーに参加した仮設住宅の皆さんも駆けつけてくれて、懐かしい人たちとお会いすることができました。約千人の来場で大いに盛り上がり、子ども工作コーナーに用意した80セットの椅子工作・おもちゃ箱工作キットもすべてなくなりました。

報告に立つ杉原代議員

労働組合の力で賃上げを

第95回県・横浜メーデーに1500人

 横浜市で開かれた第95回県・横浜メーデーに降雨をおして1500人が参加しました。主催者あいさつに登壇した住谷神奈川労連議長は、労働組合を通じた闘いが広がっていることにふれ「賃金を引き上げられるのは労働組合の力だけ」と鼓舞しました。


 県・横浜メーデーは5月1日、沢渡中央公園にて労働者の団結で生活や権利を守り「平和と民主主義、中立の日本を目指そう」をスローガンに、賃上げや労働時間の短縮などを掲げ連帯を確認しました。物価変動の影響を除いた実質賃金が24カ月連続のマイナスとなる中、物価高騰に負けない圧倒的な賃上げを求める声が会場を埋めました。来賓あいさつした日本共産党の小池晃書記局長は、衆参3補選に不戦敗を含めて自民党が全敗したことに触れ「裏金づくりで岸田政権は追い詰められている。神奈川から解散・総選挙で国民の真を問えの声を上げていこう」と訴えました。

能登の被災現状を報告労働者に連帯呼掛ける

 能登半島地震において建設が進められている応急木造仮設住宅の進捗と被災地の現状を、労働者派遣事業を通じて施工にあたった飯田知己さん(横浜戸塚)が報告しました。


 現地に到着して驚いたのが建物被害の大きさです。まるで昨日震災があったかのように、倒壊した瓦礫はそのままに手付かずの状態でした。建設現場となった小学校のグラウンドに隣接する体育館には被災された方が非難されており、私たちの作業を物憂げに見つめる姿に胸が詰まりました。人と物が大動員される大阪万博建設との格差にやるせなさを感じました。

被災地の報告をする飯田さん

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